【中四国版】成長企業のための、投資対効果が高いシステム建築導入ガイド│シス建 » 倉庫建築でよくある質問 » 地盤条件と地盤調査

地盤条件と地盤調査

ここでは倉庫建築を進める上での地盤条件や地盤調査の重要性について紹介。調査の種類や内容についてもまとめました。

倉庫建築における地盤条件とは

倉庫の用途にもよりますが、工作機械など重量のあるものを保管したり、庫内で荷物を移動したりするための運搬車両が必要な場合、軟弱地盤では建築することができません。軟弱地盤とは粘土や緩い砂で構成されている地盤で地耐力が30KN/m²以下とされます。

倉庫を建築する場所は海岸近くの埋立地であるケースも多いため、水分を多く含み軟弱地盤の可能性があります。国土交通省の資料によれば軟弱地盤の目安は有機質土・高有機質土、粘性土でN値が2以下、砂質土でN値が10以下となっています。

倉庫を建てるのに適した土地かどうかはこうした地耐力の数値を地盤調査によって算出しなければなりません。地盤調査の結果によっては地盤改良工事が必要になることもあります。

地盤調査の種類

地盤調査には複数の種類がありますが、代表的なものは以下の3つです。

ボーリング・標準貫入試験

ボーリングによって掘削した孔を利用し、1mごとに地盤の硬さを測定するものです。多くの国で基準化された試験で過去データが蓄積されているのが利点ですが、広い調査スペースが必要で時間とコストがかかります。

平板載荷試験

直径30cmの鋼板に荷重を段階的に載せその沈下量から地耐力を測定するものです。地盤の支持力を直接判定できて短時間で判定できるメリットがありますが、費用が高額で深度方向への調査にはあまり向きません。

スウェーデン式サウンディング

地盤にスクリューポイントを回転させながら貫入させ、それに要した荷重と回転数から抵抗値を測定するものです。調査深度は10m程度まで連続データが取得できますが、礫・ガラなどは貫入が難しいという弱点もあります。

しっかりした地盤とは

地盤沈下などが起きにくくしっかりしているかどうか見極めるポイントは支持層です。良質な支持層は一般的に砂質地盤の場合N値=30以上、粘土質地盤の場合はN値=20以上で3m以上の層厚が望ましいとされます。

倉庫を建築する際は事前に地盤調査を行い、必要があれば地盤改良工事を行わなければなりません。そのため調査から地盤改良まで一貫して任せられる専門知識と施工実績が豊富な業者を探すことができるかがポイントになります。

用途別おすすめの
システム建築業者
3選を見る

用途別
おすすめのシステム建築業者3選

建物用途別に「実績」「提案力」「サービス」の観点で、信頼できるシステム建築業者を選定しました。特に大規模なシステム建築において投資対効果を高めたい担当者は、業者選定の参考にしてください。

倉庫を
建築したいなら
久保組
久保組の公式サイトキャプチャ

引用元:https://www.kubogumi.com/

  • 倉庫建築において
    中四国で豊富な実績
  • 設計事務所を持ち
    柔軟な設計提案が実現
  • 専門メンテナンス部が
    迅速にフォロー対応
工場・製造ラインを
建築したいなら
清水建設
清水建設の公式サイトキャプチャ

引用元:https://www.shimz.co.jp/

  • 大規模工場建築で
    優れた実績を誇る
  • 建築・設備を統合した
    設計・構造を提案可能
  • ICTソリューションで
    効率的に運用サポート
介護福祉・医療施設を
建築したいなら
大和ハウス
大和ハウス工業の公式サイトキャプチャ

引用元:https://www.daiwahouse.co.jp/business/industrial/

  • 介護福祉・医療施設で
    業界随一*の施工実績
  • 住宅メーカーとして
    豊富なノウハウを提供
  • 24時間コールセンターや
    定期メンテナンス完備

「システム建築」で検索上位20社および、「横河システム建築」「日鉄物産システム建築」「JFEシビル」加盟各社の各公式サイトにおいて、「倉庫」「工場・製造ライン」「介護福祉・医療施設」の各用途で、中四国における延床面積1000m²以上のシステム建築実績が豊富な建設会社より、設計・施工やアフターメンテナンス・フォローの記載が充実している3社を選定(2022年7月25日公式サイト調査時点)。

*2022年9月30日公式サイト確認時点(参照元:「シルバーエイジ研究所」https://www.daiwahouse.co.jp/business/silver/about/)